業務委託のドライバー求人を選ぶデメリット

荷物の個数が少なくなる時期は契約が打ち切られることも

業務委託のドライバーは、正社員や契約社員など直接雇用の働き方とは異なり、特定の会社に縛られることなく働けるといった長所があります。一方で、荷物の個数が少なくなる時期は、突然に契約が打ち切りになってしまったり、報酬額が少なくなったりするケースもあり、収入の面の問題を抱える人も珍しくありません。最近では、長期にわたり契約を続けている業務委託のドライバーへの給与補償などの制度を設けている配送業者や物流会社もありますが、いざという時に備えて安定的に収入を得られる方法を自分で探しておくことが大事です。なお、経験が少ない業務委託のドライバーは、年末年始や年度末など繁忙期でも条件が良い契約先がなかなか見つからないこともあるため、早めに仕事探しを始めることが重要です。

正社員と違って長期にわたりキャリア形成をするのが難しい

業務委託のドライバーは、契約の期間が定められているものが大半で、正社員のように長期にわたるキャリア形成が難しいといったデメリットもあります。また、慢性的に人手不足の状況にある配送業者や物流会社では、業務委託のドライバーに対して十分に教育を行っていないこともあり、仕事上でのトラブルが起こるリスクも高くなります。こうした問題を防ぐには、業務委託の契約を結ぶ前に、最低限の教育制度が整っている会社を探したり、採用後の研修や勉強会への参加などのサポートがあるか調べたりすることが大事です。その他、年齢が若い人は、各地の配送業者や物流会社の中でも正社員登用の制度があるところを契約先の候補に入れるのも良いでしょう。

ネットショップの普及もあって、人手不足が懸念されている配送ドライバーですが、売り手市場ともいえます。拡大しつつあるトラックドライバーの派遣市場は、求職者にとって、新たな選択肢になるかもしれません。