他の雇用形態のスタッフよりも残業が長くなりがち

正社員のドライバーは高収入を得やすく、スキルアップのチャンスに恵まれているといった特徴がありますが、荷物の量が増える時期や曜日は希望通りに休みが取れないといった悩みもあります。また、契約社員や派遣社員のドライバーと比べて、一日あたりの残業時間が長くなりやすく、年齢や元々の体力、営業エリアなどによりますが、仕事の疲れやストレスが解消できないケースもあります。こうした問題に悩まないためには、仕事選びする時に複数の運送会社の正社員の労働条件について理解をするのはもちろんのこと、残業や休日出勤の有無について担当者からよく話を聞いておくことが大切です。また、なるべくドライバーの配置に余裕がある会社を勤務先の候補に選ぶのも良いでしょう。

中小企業のドライバーは長く勤めてもなかなか給料が上がらない

運送会社などで正社員として働くドライバーは、全国的に需要が高まっていることもあり、業績悪化によるリストラなどのトラブルは起こりにくいものの、長く勤めても基本給が大幅にアップしないことがあります。特に、中小規模の運送会社においては、正社員ドライバーのベースアップの金額が低めに設定されているところが多く、待遇面の理由で転職を考える人も珍しくありません。また、業績が悪化している会社に勤めるドライバーは、残業手当や時間外手当の支給が遅れたり、基本給が下がったりするケースもあります。なお、ドライバーとして一か所の職場で長く勤めたい人は、就職活動を通じてドライバーの平均勤続年数が長いところや、処遇改善に力を入れているところを選びましょう。